インクジェットプリンタを買うときの選び方について、お客さんからよく質問されますが、私が一番強調するのは、本体の価格よりもインクの価格を重視した購入です。
プリンタの価格で、意外な落とし穴となっているのは、本体価格ではなく、消耗品であるインクの価格なんですね。
私の経験から言うと、私は、PM-4000PXというエプソンのA3対応プリンタを使っていますが、エプソンが初めて、保存性の高い顔料インク(現在は、つよインクという商標で売っているタイプ)を採用した機種で、A3対応に加え、7色インクタイプで、用途に応じ、2種類の黒を使い分けるというシステムのフラッグシップモデル(発売当時)でした。
つよインクはその後、売れ筋のA4サイズプリンタへと普及しましたが、A4の高級機では、同じ7色インクでも色のパターンが変更され、PM-4000PXとは互換性のない別タイプのインクになってしまったので、PM-4000PX専用カートリッジとなり、近所の店でもインクを置いている店は、ほとんど無く、値段も他機種に比べ、値引きされていない価格での購入がほとんどでした。現在では、入手するのにネットショップでの取り寄せが、一番早いという状況になっています。
購入当時としては、一番性能の良いプリンタを買ったのですが、結果としてインクで苦労する羽目になってしまったのです。PM-4000PXの後継機である現行モデルのPX-G5300は、他の機種と兼用のインクを使用しており、多少改善されているようです。
私のプリンタのような例の他にも、1万円以下で売られているプリンタやパソコンとの抱き合わせ販売をしているプリンタの中には、機種専用のインクを採用していたり、店に在庫が無いために値引きも困難なメーカーのものもあります。
こういった状況からリサイクルインクなどが多数出回っているのですが、プリンタ本来の性能や色合いを考えても、インクヘッドの目詰まりなど故障原因となった事例もあるので、個人的には純正インクを購入するべきと思っています。
エプソンやキヤノンの機種で、インクが複数の機種で使われているタイプが、結果的にインクの実売価格が安くなり、お買い得と言うことになります。
また、写真印刷する場合など、長期保存を目的としているなら、顔料インクを使用している機種の選択も必須事項と言えるでしょう。

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