心に残るシーン10「ウルトラマン…80…俺たちのウルトラマンだ!」

ウルトラマン80と言えば、1980年に放映されたウルトラマンで、前年にアニメで復活したザ・ウルトラマンの後番組として、久しぶりの実写版復活だったのですが、歴代のウルトラマンの中では影の薄い感じがします。

当初は、金八先生の影響かウルトラマンが中学校の教師という設定で、思春期の生徒たちが不安定になった時、マイナスエネルギーで怪獣を出現させるという展開だったのですが、大人の事情で途中からは、学校を辞め歴代ウルトラマンと同じように地球防衛軍UGMの隊員として怪獣と戦っていくようになるのですが…

今回のシーンはウルトラマン80本編の話ではなく、本編から25年後のウルトラマンメビウス第40話「思い出の先生」でのエピソードだったりします。

ウルトラマンメビウスはウルトラマン生誕40周年記念で、久々に光の国からやってきた昭和のウルトラマンシリーズの続編となっており、旧作シリーズの設定やエピソードをふんだんに取り入れ、歴代ウルトラマンの客演もあり、人気の高いシリーズとなりました。

そして、ウルトラマン80のエピソードとしては、前半の教師編で「何故教師になったのか、そして何故、辞めてしまったのか」を補完するという形で展開します。

かつての教え子たちが成長し、廃校になる予定の桜ヶ岡中学校で同窓会の企画が持ち上がり、GUYS隊員であるメビウスに矢的先生の消息を聞く教え子たち。

ウルトラマン80に矢的猛先生として、桜ヶ岡中学校の同窓会に参加するよう伝えるメビウスですが、ウルトラマン80は、それを拒みます。怪獣と戦うために教師を辞めなければいけなかったが生徒たちは遠く離れても常に心にいる。だから謝っておいて欲しいとメビウスに頼んで。

教師となった教え子が聞いた情報で、矢的先生は教師をやりながらUGMで怪獣と戦ってたことをみんなに伝えます。

そして、確信したように矢的先生こそウルトラマン80だったのだというのです

短期間だったが、矢的先生は、誰よりも心に残っていると語り合う母校での同窓会に突然出現する怪獣。

そこにマイナスエネルギーを察知したウルトラマン80が生徒たちの前に駆けつけます。

「ウルトラマン…80…俺たちのウルトラマンだ!」

怪獣はウルトラマン80の姿を見ると自ら動きを止め、80の攻撃を受け消滅します。

立ち去ろうとするウルトラマン80に向かって生徒たちは矢的先生と言いながら、自分たちの今をそれぞれに伝え、「仰げば尊し」を歌い80を見送るのです。

矢的猛の姿になったウルトラマン80は、生徒たちに自分の口で謝るとメビウスに伝え、同窓会へと参加していくのでした。

ウルトラマンメビウスは過去のウルトラマンシリーズとリンクしたエピソードも多いですが、中でも印象深いエピソードでした。