宇宙戦艦ヤマト2199もラストまでの折り返し地点になり、後半スタートとなる14話は、敵の精神体がヤマト乗組員を精神的にコントロールしてヤマトを捕獲しようとするオリジナルエピソードに古代進の過去エピソードを絡ませた展開でした。
旧作では、ドラマ仕立てで延々と見せていた古代進の過去エピソードですが、敵の精神攻撃で断続的に過去の情景を描くことで、古代進の家族に何が起こったかを語り、旧作とは違った切り口で語られていました。
また、このエピソードで宇宙戦艦ヤマト2199のオリジナル設定であるイスカンダル人ユリーシャの精神が覚醒し、ヤマトクルーに憑依するという展開と、古代進と森雪の関係があからさまに進展するというのがメインで展開します。
クルー全員がガミラスの精神撹乱で、思いで漬けにされている時、前回の異次元潜行艦を索敵するために艦外に出ていた古代進と森雪だけが、被害を免れヤマトに起こった異常現象に対処する形でしたが、ここに古代進の過去と森雪とユリーシャのエピソードを絡めてくるとは。
旧作は、ガミラスの侵攻開始から古代進の両親が遊星爆弾で亡くなるまでを回想のドラマとして、捕虜のガミラス兵を家族の仇と殺そうとしたのに対し、今回は、敵の術にはまり、思い出として家族との別れを思い出として見て、ガミラスと戦うと言う意志が、術を打ち破るという形に変わってますね。
森雪もユリーシャとの過去の絡みが、今後の展開に何か関係しそうで期待してます。
しかし、波動エンジンは、波動コアを取り出すと完全に停止してしまうんですね。新しい要素も増えて実に良かったですが、今後の地球艦隊が波動エンジンを量産するには、波動コアを作る技術が必要になってくるんですよね。この辺はどう扱うんだろうとか、先走って続編を期待してみます。
ラストの古代進と森雪のシーンは、旧作の記念撮影を思い出す感じですね。でも、旧作の古代進は、森雪の肩を抱いてまんざらでもない感じでしたが、今回の古代進は鈍感で森雪の気持ちがわかってない部分が強調されてる感じですが、この二人の進展もヤマトの重要な要素なので、温かい目で見ていきましょうかね。
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