宇宙戦艦ヤマト2199もすでに10話となり、太陽系を離れた途端に旧作との違いが明確になり始め、ガミラスの扱いは、ナチス時代のドイツ的なイメージよりも力で勢力拡大を図ったアメリカ的な要素が強く感じられます。
今回の話は、ヤマトシリーズではおなじみのサルガッソーネタなのですが、旧作では、ドメル将軍登場後の話になっていますので、旧作とは話自体が違うオリジナル的な作りになってしまってます。
この次元に捕らえられた話に捕虜の話が絡んで来るのですが、旧作での捕虜に関するエピソードは、地球が遊星爆弾によってどんどん荒廃していく地球を古代の過去エピソード視点から描いていました。
しかも、旧作で捕らえられた兵は、ブラックタイガー隊との戦闘で大破を免れた期待を拿捕するものだったのに対して、今回は休戦交渉の特使という形です。
しかも捕らえられたと言うより、帰る場所がなくなったという展開なので、次回の展開が気になるところです。
実は、このエピソードには、宇宙戦艦ヤマト2199におけるガミラスと地球の関係で、重要な伏線が隠れているのでは無いかと思ってます。
ガミラスが純粋なガミラス人だけでなく、従属惑星国家の異星人も含んでいると言う事や地球人とのコンタクトなど、一方的な悪と言うより、敵対国家との戦いという、リアルな戦争という方向に軌道修正されているので、ガミラス人と地球人との意思疎通の可能性も考えられるというのが、旧作で続編での古代とデスラーの奇妙な友情へ繋がるのであれば、旧作のような違和感は無いのではないかと思います。
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