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心に残るシーン6「ギャバン…」

特撮ヒーローの中で当時、新しいメタルヒーローシリーズというジャンルを確立した「宇宙刑事ギャバン」の第43話「再会」は、ヒーロー物として戦闘シーンが無い異色の1編になっています。

昨年は、宇宙刑事ギャバン30周年を記念して、スーパー戦隊とのコラボやオリジナル劇場新作で2代目ギャバンが登場するなど、新しい展開も行われています。

ギャバンのメインテーマは父と子の絆でしたが、地球地区の宇宙刑事として赴任したギャバンは、星野スペースカノンの設計図に関与し、行方不明の父ボイサーを探すという目的を縦軸に展開していました。

この回のエピソードは、最終回三部作の2話目に当たる話で、1話目には、ようやく父がマクーに捕らわれている可能性ある山に潜入し、マクーの怪人に襲われて重傷を負った森林警備隊員伊賀電(次回作の主役宇宙刑事シャリバン)を救出したものの一足違いで、父を救出出来ずと言うところで終わった後のエピソードです。

敵の基地を見つけて、潜入したギャバンは、牢獄で倒れているボイサーを見つけ、母の形見であるオルゴールペンダントを開き、オルゴールの音色に気づいたボイサーがギャバンに寄っていって一言つぶやきます。

「ギャバン…」

感無量に涙を流すギャバンと父ボイサーとの再会シーンは、セリフも一言だけですが、その表情だけで見せてくれた名シーンでした。父ボイサー役には、ジャパンアクションクラブの創設者である千葉真一が演じ、ギャバン役大庭健二と親子として名シーンを盛り上げていました。

後半、ギャバンに助けられたボイサーは、成長した息子に見守られながら、安心して息を引き取るのですが、死ぬと同時に星野スペースカノンの設計図が浮かび上がるようになっており、絶対に死ぬことが出来ないと気力だけで生きていた事実がわかります。

そして、父の意志を継いだギャバンは、最終回で見事マクーを倒すのですが、このエピソードは、次回作宇宙刑事シャリバンで、隊長に昇格したギャバンが、シャリバンの敵に捕らえられ、星野スペースカノンの秘密を聞き出そうと拷問する話「海鳴りの仕掛島」へと繋がっています。

シリーズとしてもつながりが深かった2作目までで、3作目宇宙刑事シャイダーでは、ギャバン隊長の登場がなかったのが残念でした。

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