私がアニメにハマった作品という作品こそ、宇宙戦艦ヤマトだったのですが、時代の移り変わりは、作品の価値観すら変えてしまったと言うのが、私の中にあった「宇宙戦艦ヤマトが大好き」を失わせてしまい、宇宙戦艦ヤマトを観なくなった理由なのです。
劇場公開され、興行収入43億円と1978年に公開された日本映画の第2位となり、今日のアニメのいしづえとなった「さらば宇宙戦艦ヤマトー愛の戦士たちー」を見た事で,アニメにハマるきっかけとなりました。
宇宙戦艦ヤマトシリーズは、宇宙戦艦ヤマト完結編で、自分の中では一度終わってしまったと思っています。(さらば宇宙戦艦ヤマト以降も見続けたのは、若さ故です)
西崎義展プロデューサーが存命中の宇宙戦艦ヤマトシリーズは、今でも見ていたいのですが、近年のリメイク版は、キャラに魅力を感じないのです。
宇宙戦艦ヤマト2199で、リメイクのシリーズが始まった当初、今の時勢を加味した宇宙戦艦ヤマト搭乗隊員の男女比率など、過去作品と時代的な違いは、許容すべき差異があったので、まだ受け入れて、このBlogでも宇宙戦艦ヤマト2199の特集記事をまとめていました。
しかし、残念ながら続編の宇宙戦艦ヤマト2022を見て、自分の知っている宇宙戦艦ヤマトはもう死んだのだなと失望してしまったのです。
一言で言うと私が好きだったオリジナルの宇宙戦艦ヤマトは、エンターテインメント作品でしたが、今のリメイク版はリアル軍隊群像のオタクを満足させるだけの作品と化してしまった感じです。
正直、オリジナルの宇宙戦艦ヤマトは、敵艦は一発で沈んでも、ヤマトは艦底部が吹っ飛んでも沈まないのに次週には修理されていると言う現実味の無い事がよくありました。
しかし、オリジナルの宇宙戦艦ヤマトにはリアリティが無いとか、考えずに物語に没入出来る魅力があったのですよね。
類似するシーンを比較してもリメイク版の宇宙戦艦ヤマトでは、話の盛り上がりに欠けるところが、目に付きます。
そう言えば、昭和の有名な映画監督である舛田利雄氏が第1作から、参加していて1作目は、他作品の仕事で、ほとんど関与出来なかったそうですが、さらば宇宙戦艦ヤマトでは、監督として大成功に導いていますね。
以降、宇宙戦艦ヤマト完結編に至るまで、舛田利雄の手腕で、子供向けだったアニメーションの質向上で、宇宙戦艦ヤマトという作品の地位向上に貢献していると言っても過言ではありませんでした。
宇宙戦艦ヤマトという作品は、地球艦隊のドラマでは無く、宇宙戦艦ヤマトが主役の物語という本質を思い出さない限り、オリジナルを超える作品は生まれないのかも知れませんね。
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