宇宙戦艦ヤマト2199の見せ場である七色星団の決戦も終わり、旧作でもおなじみの宇宙葬から始まった21話ですが、拉致された森雪の問題を中心に次の話が動き出しました。
ヤマト内部で反乱した乗組員が入っていた営倉部分が被弾していたので、伊東と藪が脱走し、隠れていたようですが、言及されなかったものの反乱で拘束され営倉入りしていた乗組員の中には、被弾で死亡した人もいたと思われます。
ヤマト船体修復の資材調達に向かう惑星は、ガミラスの収容所がある惑星で宇宙の流刑地になってました。ガミラスの流刑地というのは、旧作にありませんが、宇宙戦艦ヤマトⅢではボラー連邦の流刑地がありました。
国家紛争ネタでの収容所と言えば、やはり反乱軍とか敵軍の捕虜というのが定番ですが、お約束の囚人解放へと話が展開し、そこにヤマトが絡んでくるのですが、旧作との大きな違いにガミラスが一枚岩の国家では無いと言うことですね。
このガミラスが一枚岩では無いという設定って、宇宙戦艦ヤマト2199の為だけに用意されているものなのでしょうか？
ガトランティスがガミラスと敵対関係にあり、今回の収容所にもガトランティス人が多く収容されているという事も踏まえて考えた時に製作サイドが旧ヤマトのシリーズで人気の高かった2作目までを視野に入れた設定としか思えないのです。
この件は、ラストまで見た時にもう一度、言及してみたいですが、今の時点での予測だと旧作のようにガミラスが国家として滅んだりしない展開になりそうな気がします。
偵察任務の古代進とユリーシャが搭乗していたシーガルには、営倉の被弾で死亡したと思われていた伊東と藪が隠れており、偵察機の不時着原因になって捕虜にされてしまいます。
時を同じくしてガミラス内部で起こった反乱が、収容所に収容されていた反政府派の高官であるメルダの父親を解放し、収容所が反政府側で抑える形で終わりますが、この反乱行動に乗じて捕らえられた古代進たちも脱出するきっかけとなります。
しかし、伊東はユリーシャと森雪が同一人物と誤解したまま、ユリーシャを森雪と思い、イスカンダルへの道先案内と地球の未来を託して息を引き取るという形になり、目的のために人の命も軽視していたキャラとは思えない最後でしたが、正直な話、この伊東が絡むエピソードに時間を割く必要あったんでしょうか？
逆に脱獄出来た囚人たちに紛れてしまった藪は、死んだわけでもなさそうですが、中途半端に終わったようです。
ただ、ヤマトがこの収容所惑星に到着してからは、次回なのでこの結末はいかにって感じですね。
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