今月からステルスマーケティング(ステマ)の規制が始まりましたけど、個人にとってはあまり聞き慣れない言葉に、頭に疑問符を浮かべる人も多いのでは無いかと愚考してしまうのですが、要するに商品やサービスを扱う業者向けの内容です。
では、消費者である個人には全く関係ないかというと、その逆で、ステルスマーケティング(ステマ)で騙されている被害者という立場として、迷惑を被っています。
ステルスマーケティングを理解する
ステルスマーケティングって見えないとかスパイ的な販売とかって意味?
ステルスマーケティングは、短縮してステマと呼ばれても居ますが、いわゆる広告を広告と思わせないように誘導するという方法ですね。
消費者庁ページでの説明(引用)
広告であるにもかかわらず、広告であることを隠すことがいわゆる「ステルスマーケティング」です。
景品表示法は、うそや大げさな表示など消費者をだますような表示を規制し、消費者がより良い商品・サービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守ります。景品表示法で規制されるのは、広告であって、一般消費者が広告であることを分からないものです。
消費者庁ホームページより抜粋
※広告には、企業がインフルエンサー等の第三者に依頼・指示するものも含まれます。
※インターネット上の表示(SNS投稿、レビュー投稿など)だけでなく、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌等の表示についても対象です。
個人の感想等の広告でないものや、テレビCM等の広告であることが分かるものは対象外です。
今回は、アフィリエイト広告を利用して少しでも収入を得ている私にとっても関係のある内容でしたので、話題としてステルスマーケティングを取り上げさせていただきました。
悪質なものは、未だに改善されず
ステルスマーケティングに対するルールを守る人達の対応は、過去記事の対応などで、多少の修正漏れはあるものの景品表示法に則って、広告の適正表示や広告掲載の一文を追加する対応をしていると思うのです。
厄介なのは、元々景品表示法を無視した誘導広告や詐欺サイトへの誘導です。
顧客のパソコンで実際にアダルトサイトを開いた状態を再現したのですが、上記画像では、○で囲んだ所の×で閉じれば、普通に広告を閉じるという動作が出来るのですが、画像の閉じますかと言う問いかけに、はいやいいえで答えても下の画像にある詐欺サイトへ飛ぶことしか出来ません。
いきなり、全画面がこの表示で、画面を閉じるなどの操作を受け付けることも無く、開きますが、Windowsのトラブル対応画面ではありません。
日本語で再起動しないでくださいとか、サポート電話にかけて下さいとか色々と言ってきますが、無視してください。
電話番号が日本の番号規格ではないので一目瞭然ですし、以前に同様の連絡先を表示させているものは、フリーダイヤルと記載しながら、実際の番号は東京の市外局番だったり、IP電話の050で始まる番号だったりしました。
明らかに外国人が詐欺サイトに誘導するためにアダルトサイトを餌におびき出そうとしているのがわかります。
総括
大手のメーカーやAmazon、楽天市場等のネットショッピング関係のリンクでは、真面目な広告表示として紹介しているアフィリエイターも多いので、2023年10月からの景品表示法による広告表記をページ内に表示させていない違反行為を行っていない場合、広告をクリックしてから、広告主のホームページに移動しても消費者には実害はありません。
上記の文章で、言い回しがわかりにくく感じたので、どういう違反行為かという部分を赤く強調し、違反行為を行っていない場合、と解釈しやすいようにしてみました。
ただ、アダルトコンテンツや著作権侵害しているマンガの無料閲覧サイトなど、まだまだステルスマーケティングが横行しているサイトもかなりあると思われますので、ページ内に広告表示を行わない違反サイトは、ブラウザのバックボタンを利用して、他のページに移動するのが良いと思います。
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