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宇宙戦艦ヤマト2199第26話「青い星の記憶」

半年にわたり、書き綴ってきた宇宙戦艦ヤマト2199の物語もいよいよ最後となり、いろいろな可能性を示しながらも大団円を迎えました。

旧作と言うベースがあると、どこを残すか、どこを変えるかという部分で旧作以来のファンにも受け入れられ、なおかつ、新しい世代のファンに受け入れられるとなると、偉大なる旧作と比較されながら、良くこれだけのものを作り上げたと思います。

ガミラスとの戦いは、前回でデスラー自滅により終局を迎えたわけですが、旧作と違い、最終回はヤマト艦内だけでドラマが進行し、前回、ガミラスに撃たれて意識不明の重体となり、絶望的な雪と古代の心情がメインとなりました。

最終回の全般にわたり、森雪の生死と古代進の心情で進行しながらもヤマトクルーのエピソードが絡むわけですが、地球との交信が回復し、最終回でようやく回収された旧作エピソードに相原通信長の年老いた父が亡くなっていたという話が…

旧作ではヤマトクルーのホームシックを利用した心理作戦として展開したガミラスの罠でしたが、今作では、地球への帰還途中のため、相原の父が帰りを待てずに亡くなり、相原が悲しく落ちこむという悲しみのだめ押しみたいな演出で使われたのがなんかなぁ~という感じです。

ただ、一つだけ思うのは、ヤマトに出来婚の要素は必要だったんでしょうか?しかも加藤ってキャラの性格が旧作と多少違うのは、時代の流れというのもあると思いますが、こんな倫理観のない演出はちょっといただけません。

コスモリバースシステムに関しては、古代守の意志がコアに使われているだけでなく、コアとして生き続けている感じですが、アルカディア号のコンピュータに宿ったトチローそのものでしたね。

このあたりは、旧作のヤマトが初期設定で、古代守はキャプテンハーロックと名乗ってヤマトを陰で救うと言う設定の名残のような感じです。

ぶっちゃけた話、今回もそうですが、いろんなアニメのシーンをオマージュであちこちに使ってますよね。今回は、生き返って古代と雪が会話するシーンって「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」からですし。

ヤマトの旧シリーズからのオマージュは大歓迎なのですが、元々個性の強かった作品なので、他の作品の要素はあまり入れて欲しくないって思っちゃいました。

やはり、最後は沖田艦長の死ぬ名場面で締めくくるのですが、この時点ですでに雪は生き返っており、旧作のように沖田艦長の死と雪の蘇生が同時に起こって命が受け継がれたような演出ではなかったです。

しかし、沖田艦長の死とコスモリバースが再起動するシーンが重なり、沖田の意志がヤマトそのものとなったと言う演出になったみたいですね。

毎回のエピソードごとに半年間、書き続けてきたのは、やはり宇宙戦艦ヤマトだったからですが、エピソードごとに書いたので書き切れなかった部分も多々ありますが、ひとまず、最後まで書き終えたので、来年公開が決定した劇場版に期待しつつ終わりたいと思います。

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