メジャーすぎる作品からばかりの紹介が続くので、心に残るシーン第3弾は、テレビ東京系なので、ちょっとマイナーな作品「戦国魔神ゴーショーグン」第16話からのシーンをご紹介します。
マイナーなのでちょっと解説すると、真の主人公は、ケン太と言う少年で、謎のエネルギービムラーとケン太の成長が、物語の主題になっているのですが、実際に作品を引っ張ったのは、3人のゴーショーグンチームと敵ドクーガの3大幹部で、大人のユーモアあふれる会話が人気となった作品です。
この第16話はゴーショーグンチームのリーダー北条真吾がかつての親友と、愛した女性の死という過去を巡っての死闘を行うという話なのですが、親友シュミットの声を演じるのは、あの伊武雅刀氏です。
ゴーショーグン放映の1981年頃は、伊武雅刀氏もまだ声優としての仕事を普通に受けていた頃で、宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統だけが伊武氏の持ちキャラでは無いと言うことですね。
本題に戻って、謎のエネルギービムラーを敵ドクーガから守るため、世界のあちこちを逃げ回っているのですが、今回の舞台は旧西ドイツ。
結婚式当日に暗殺された真吾の妻リリーの墓参り中に、突然シュミットが真吾を襲い、銃撃戦へ突入。真吾、シュミット、リリーの過去が回想され、シュミットは、ドクーガから真吾の暗殺を依頼されるのを、リリーを巻き込んだ復讐として請け負ってしまうという展開。
ドクーガとの戦闘も終わり、決着を着けようと言うシュミットに真吾が言うセリフです。
「生きるも地獄、死ぬも地獄、それもいいかもな」
実は、この決着、シュミットがシングルマザーだったリリーの娘を育てるため、裏稼業で死んだと思わせ、結婚時の暗殺を行ったドクーガから、娘の養育費を奪うのが目的のお芝居でした。
ゴーショーグンは、テレビ終了後、小説へと舞台を移しましたが、原作者の首藤剛志さんが亡くなり、未完のままです。
作品は、B級作品でしたが、あの世界観を私は大好きでした。
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