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宇宙戦艦ヤマト2199第11話「いつか見た世界」

宇宙戦艦ヤマト2199も先行上映されたうち、第4章に該当するのが11話からですが、「旧作ヤマトシリーズの展開を前倒しして登場させる」という手法の中でもこの設定ほど大それた前倒し設定はありません。

今日の話冒頭で流れた曲は、ディスコアレンジ版の白色彗星のテーマ。そうです、旧作の続編映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」とTV「宇宙戦艦ヤマト2」の敵として登場した彗星帝国ガトランティスがガミラスと交戦している敵という形で登場しました。

ガミラスは、旧作でも各地で星間戦争をしているという設定でしたが、旧作の続編で登場した敵を前倒して出すと言うことは、毎年地球は異星人が攻めてくるという旧作での揶揄を緩和しながら、シリーズのリメイクを視野に入れた前倒しなのかなとみています。

前回の話から引き続き、ガミラス人が地球人と同じメンタリティを持った人類という認識をヤマトクルーが持つことは将来的にヤマトとデスラーが和解に至る伏線とも考えられる話に変わっていました。

しかも旧作で一方的だったガミラスの侵略行為は、地球側が先手を打ったという政治的な裏が作られたことで、単なる侵略戦争ではなくなってしまってます。

これは、ガミラスが最終的に悪魔のような侵略をしていると言う部分の否定に繋がるため、どちらかというと戦争は、一方的な悪という考え方は当事者たちにとっての敵という部分と客観的に見るとどちらにも大義名分はあるという勧善懲悪ではないと言う部分で、見ることが出来るので、より現実的な戦争に近い形で、地球とガミラスの戦いを見ることが出来るようになりました。

主人公絶対主義的な旧作と違い、捕虜のガミラス兵に対してまで憎しみをぶつけるという感情やガミラスを絶対悪と決めつけて憎む感情を、古代1人に背負わせず、島や山本に振り分けていることで、古代のキャラが控えめに映ってしまいますね。

これから先は、ガミラスとの純粋な戦いだけでなく、ヤマト艦内での人間関係や地球政府の派閥争い的な要素も絡んできそうな予感で、旧作とは違う意味で楽しみが増えました。

ガミラス側もドメル将軍の登場で、ヤマトとの決戦が新しい映像で見られるという期待感もかなり高まっていますし、次回から見ていくのが楽しみになってきています。

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