当初は小説家になろうでWEB版をよんでいた私が数年前に書籍版も購入を開始し、この度最終巻まで購入した転生したらスライムだった件 書籍版を読破し終えたので、作品全体の読書感想として番外的に書いていこうと思います。

アニメの転生したらスライムだった件は見ていましたが、小説は読んでないのですよね。

最初はWEB版で話を追いかけていたのですが、お話がかなり食い違ってしまったので、結局書籍版もコミック版も外伝も買い始めてしまったのです(笑)
転生したらスライムだった件は、私がライトノベルにハマったきっかけとなった作品なので、特に思い入れが強く、始まりの掲載サイト「小説家になろう」から書籍版、コミック版、小説や漫画での外伝、番外編作品に至るまで、読み漁っているほどのファンなのです。
今回の書籍版を最後まで読み終えて、一番感じた事は、作者の伏瀬さんも言及していたように、WEB版をプロット代わりにした書籍版は、出だしの1巻こそWEB版をほぼほぼ丸写しだったのに、気がつくと全く違う展開になっており、キャラクターの役回りすら変更になったものがいるほどだったので、その違いすら楽しみになっていました。
特にリムルの異世界性活に多大な影響を与えたシズさんのラストシーンでの扱いは、全くもって違うものになってしまっただけでなく、単純にラスボスが違うのでは無く、ラスボスとヴェルダナーヴァの関わり具合が絶妙に変化してしまったので、一番影響を受けたのはユウキだったかもしれませんね。
WEB版の話を読んでいたのは、もう5年以上前の事なので、あやふやになっている事もあるのですが、ヴェルダナーヴァの神智核が書籍版でミカエルに変わって一人歩きしだした事とユウキとの関係が変わった事で、すっかり失念していたWEB版のヴェルダの立ち位置がより明確になった野だなと思いました。
そうなのです。書籍版では、WEB版ではあやふやだったものが明確になっていると言う内容が存在し、私がお気に入りの原初の悪魔7人に関する事もWEB版では原初という明確な立ち位置でなく、太古の悪魔という表現でしか無かったはずです。
正直に言うとネタバレをせずにあれこれ書くと言うのは、何処まで書いて良いかの判断が付きにくいので、本編は終了した転生したらスライムだった件ですが、まだまだ外伝や番外編で今後も展開していく(特にWEB版で公開済の話も設定を小説版に変更して)事が決定しているようですね。
本編の中で、番外編に登場する話の前振りが登場していますが、気づいた方はいますかね。帝国編の亡命者シンジの彼女という存在、間違いなくあの人だなと読んでいて、ニヤッとしてしまいました。
転生したらスライムだった件という作品は、多岐にわたる登場人物の多さで、色々な派生作品の話が展開出来ると言う長所を持って居ますが、私的にはテンペストと他国との発展関連の話で、リエガの暗躍を踏まえて一騒動起きると言うネタとか、原初7人のドラマ(書籍17巻のレインみたいな)あたりが読めると良いなと思いながら、今後のアフターストーリー展開を期待して待ちたいと思います。


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