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転生したらスライムだった件8(CGノベルズ)の感想

前巻の感想からちょっと間が空いてしまいましたが、私の読書自体は今月発売された最新の20巻まで読破していまして、感想の方も追いつくために続きの転生したらスライムだった件8(CGノベルズ)の感想から進めて行きたいと思います。

この感想を書いている2022年10月の時点で、転生したらスライムだった件8(CGノベルズ)のストーリーは、アニメ版、マンガ版でしかストーリーを知らない人には、ネタバレになる可能性もあるのでご容赦下さい。

前巻である転生したらスライムだった件7で、粛正された七曜の老師達との一戦が終わって、魔王ルミナスや神聖法皇国ルベリオス聖騎士団との後日処理や和睦会から始まった第8巻ですが、魔王ルミナスがジュラ・テンペスト連邦国にかなり馴染んでいるので、緊張する会談というよりも和やかな雰囲気で話が進みます。

ヴェルドラの空気を読めないボケに、すかさず反応し応戦する魔王ルミナスや、乱入してきた魔王ギィとディアブロの絡みとか会議の中で、原初の悪魔4人に名付けと受肉を行ったリムルと魔王達のやり取りは、私の好きなシーンですね。

原初の悪魔の件では、リムルと他の魔王達の温度差がとても楽しく読めました。

神聖法皇国ルベリオス聖騎士団との和解でも、元いた世界の環境を何処までも再現しようとするリムルのこだわりに、同郷であるヒナタですら呆れるのは、和みますね。

転生したらスライムだった件8(CGノベルズ)は小説なので、ジュラ・テンペスト連邦国と神聖法皇国ルベリオスの和解と、ジュラ・テンペスト連邦国の開国祭準備にまつわるリムルの配下や友好国関係者とのやり取りだけで、1冊使ってしまうほど、開国祭の話は、WEB版の頃から楽しく読んでいたのですが、書籍版では、魔王ルミナスも加わって、展開もちょっと変わってしまっているのですが、それでも楽しさはパワーアップしていましたね。

魔導王朝サリオンの皇帝エルメシアを筆頭に、新たに登場した何人かの主要キャラクター達が、日常編の集大成とも言える開国祭に色を添えていく感じでした。

和解会議から開国祭準備や謁見式と展開的には、とても地味な話が続く1冊ですが、勢力争いなどのバトルと同じくらい、日常のジュラ・テンペスト連邦国も魅力を持った作品です。

この巻を読んで、転スラの世界観を深く出来る方は、私のように転生したらスライムだった件にハマっていくのだと思いますね。

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