最近、仕事柄、経営者の方から学生さんまで、幅広い分野の人と、いろんな会話をする機会があります。相手の話す内容、考え方などを聞いていると、漠然とですが、相手の地位や職種などがわかる時があります。
今回、うちに飛び込んできたビジネスチャンスも普段の何気ない会話の中で、相手が使った言葉が、相手の地位を予測するきっかけとなり、予測が当たったことから話が発展しました。
何がきっかけとなって、チャンスにつながるかはわからないのが人生ですが、少なくとも、相手の話をしっかり聞いていたおかげで、チャンスをつかんだことに間違いはありません。
きっかけは、車の話でした。私の副業先で常連さんだった方が、車を買い換えられたのですが、「前の車が損益分岐点を超えたので、新しい車に乗り換えた」という事をおっしゃっていたのです。
一般的に「損益分岐点」という言葉を使う方は、経営者か経理部門の管理職など、関連した部署に所属している人に限られます。
相手の印象も手伝って、中小企業の経営をされているのではないかと予測して、次の来店時に聞いてみたところ、予測が当たっており、自分の本業を紹介するに至ったのです。
しかも、先方が私の本業に関心を示してくださり、名刺まで頂くことが出来ました。
あの「損益分岐点」という一言を聞き流していたら、掴めなかったチャンスです。「聞き上手は話し上手」というのは、内容を聞き漏らすことなく、きちんと把握して聞いていれば、自分の話がうまくいくという意味ではないかと思います。
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