息抜きもかねて、仮面ライダー×スーパー戦隊という大がかりな作品内容をどうまとめるのかという興味だけで、見てしまったスーパーヒーロー大戦という映画。
正直な感想を言うと、「見るんじゃ無かった」と言うのが一番で、過去作品に対する冒涜としか受け取ることが出来ませんでした。
もうね、冒頭から栄光の7人ライダーが、スーパー戦隊のレッド1人にあっさり負けるという展開だけで、最初から幻滅しながら見てたわけですが、第一印象は最後まで変わること無く終わった感じです。
まず、今回の劇場版で中心となったのが、平成版仮面ライダー10周年とスーパー戦隊35周年で過去作品と絡む作品内容だった仮面ライダーディケイドと海賊戦隊ゴーカイジャーでしたが、双方とも現行の作品では無いため、中途半端に上映時点の現行作品、フォーゼとゴーバスターズが割り込む形になり、誰を中心に作品が動いてるか散漫になってしまってます。
そんな状態で、過去作品の冒涜を感じさせられたのが、オリジナルキャストを使ってるにもかかわらず、変なデザインに変わってるシャドーとか、セリフをアレンジされたバイオハンターシルバとか、とどめを刺したのが仮面ライダーブラックとシャドウムーンの因縁を暗示する二人の掛け合いでした。
今、映画製作に係わっているのは、当時、作品を見て育った世代ですが、自分たちが知ってるからという安易な理由で、過去作品キャラの存在価値を下げるよな扱いをしているのが許せません。製作者の自己満足だけで、過去作品を冒涜しないで欲しいという事しか残らなかった三流作品でした。
コメント