宇宙戦艦ヤマト2199も早いもので、ついに最終章である第7章のエピソードに突入して、ガミラスとの最後の戦いとイスカンダル到達という最大の山場を迎えます。
ガミラス要塞のデスラー砲による砲撃で始まる今回の話ですが、イスカンダルとガミラスの空域にヤマトが到着と同時に戦闘が回避できないという流れで、ヤマト自らガミラス本星に突入という旧作とは違う形でのガミラス本星決戦へとなるわけですが、デスラーのマッドっぷりがかなり前面に出てますね~
前回からガンダムかと突っ込みたくなる部分が散見されましたが、今回は急に「自分にしか出来ないこと」などと言い出したり、ラストシーンがF91してたりとガンダムネタでの突っ込みをまたまたしてしまいました(笑)
イスカンダルが波動エネルギーの武器転用に嫌悪感を抱いている事が、オリジナル設定の要となっているようですが、ある意味、核兵器についての考えが、旧作ヤマトの頃と違ってきているのも反映されているのかなと思います。
どうも、ガミラス本星の戦いというか、総統府に突っ込んだだけで終わってしまった感じがするんですが、旧作の本土決戦的な要素が一切無く、かなり拍子抜けしてしまってます。硫酸の海が登場しなかったので、第3艦橋も溶け落ちてませんし、ガミラス星そのものが半壊状態になるという事はなかったですね。
私は、旧作でアナライザーが地下の火山脈を探すのに機械的に「2時の方向へ」って形で誘導していくシーンが好きなんですよね~
今回はむしろガミラス星総統府を崩壊させようとしたのがデスラー自身で、阻止したのがヤマトの波動砲という逆パターンでしたが、要塞は、1人の手によってシステムを暴走させて崩壊したので、サブタイトルが「たった1人の戦争」だったんでしょうか?
いや、もっと多くの人が自分にしか出来ないことをするための戦いであり、その結果、派手な艦隊戦もぼろぼろに傷つくヤマトも不在のまま、ガミラス本星の戦いが静かに終わってしまうんですよね。
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