テレビのシーンも、見る時の自分の状態で、受け取り方が全く変わってしまうというお話。ぶっちゃけると自分の状態とシンケンジャーのシンケンレッドの心境が被ってしまい妙にシンクロしてしまったと言う事です。
侍戦隊シンケンジャーが佳境に入ったところで、主人公であるシンケンレッドが当主の影武者であることが判明して、当主と入れ替わりに屋敷を去るんだけど、「俺には何もない…」と喪失感たっぷりに浸っていまい、ついつい感情移入しちゃったわけです。
で、家臣達が主人公の元に駆けつけるわけですが、シンケンブルー(流ノ介)1人だけ当主を守らなければと言う本来の任務に縛られて、身動きとれず苦しんでて、黒子に復帰していた小松 朔太郎から「今、行かないと今以上に苦しむ」と言われ、いろいろと諭されてました。
シンケンブルー(流ノ介)と小松 朔太郎のエピソードは物語の前半にあり、放映当時に前半は、ここへの伏線だったのかと言うぐらいの気持ちで見てたのですが、今、このあたりのシーンを見ていると目頭が熱くなってしまいます。
「今行かねば後悔は今以上のもの」と言うセリフに裏方として陰で支え続けてきた黒子さん達の主従関係を超えた熱いものを感じずにはいられませんでした。
人の心の絆を描いたエピソードでしたが、今の私には、胸の奥までぐっときてしまいました。
このエピソードのおかげで、侍戦隊シンケンジャーは、スーパー戦隊シリーズの中でも好きな戦隊の一つとして、未だによく見ていたりします。
このエピソードは戦隊史上でも一二を争う秀逸な出来の回だったと思います。
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